The Mozilla Foundation

Mozillaは22日(米国時間)、Mac OS X向けに提供されているSilverlightプラグインの旧バージョンをブロックリストに追加したと発表した。Silverlightは、Microsoftが開発しているWebブラウザ向けのRIAプラットフォーム。Adobe Systemsが開発しているFlashと似た機能を提供している。

MozillaではFirefoxに悪影響を与えるプラグインがある場合、そのプラグインをブロックリストに追加して無効にするという対応をとっている。最近では、Javaの旧バージョンに存在する脆弱性からユーザを守るため、古いJavaプラグインをブロックリストに追加する処置が行われた。

今回の発表では、Mac OS X版Firefoxにおいて、Hotmailのような人気サイトで旧バージョンのSilverlightが実行されると強制終了する現象があることから、ブロックリストにこのプラグインを追加したという。具体的にはSilverlight 5.1.0より古いバージョンはすべて無効になる。最新のSilverlightでは問題が起きていないため、Mozillaでは最新のSilverlightに更新するように推奨している。何らかの理由で最新のSilverlightに更新できない場合は、アドオンマネージャで再度有効にすることで、旧バージョンのSilverlightを利用することもできる。