『ホーム・アローン』のイメージを一掃させるような作品に出会えば、役者として大きく成長できるはずと言われ続けてきたマコーレー・カルキン (C)BANG Media International

映画『ホーム・アローン』(1990年作)が世界中で大ヒットし、世界一有名な子役として一世を風靡したマコーレー・カルキンだが、現在31歳となった彼は重度の薬物中毒に陥っており、父親と継母が大変心配しているという。

先日マコーレーは、げっそりとやせ細り、お腹を押さえながら道端で嘔吐しているところを写真に撮られており、それを見た実父のキット・カルキンと継母のジャネット・クリロースキーは、マコーレーの健康状態を心配しているようだ。ジャネットはザ・サン紙にこう語っている。

「キットはその写真を見ました。でも、それについて何も話すことができないでいます。あまりにも傷心しきっていて、話すことができないんです。もちろんキットは心配していますし、本当に(マコーレーを)気に掛けているんです。私がその写真をみたときは『なんてこと、本当にひどい。何かの病気で死にかけているのか、重度の薬物中毒だわ』と思いました」

『ホーム・アローン』シリーズで人気を博したマコーレーは、14歳のときに俳優業を引退しており、後にマコーレーの1,100万ポンド(約13億円)の資産をめぐって両親が裁判を起こし、現在も父親のキットとは絶縁状態になっている。ニューヨークで隠遁生活を送っている31歳になったマコーレーだが、一時は1カ月3,800ポンド(約46万円)にもなる薬物を所持し、鎮痛剤オキシコドン中毒に陥っていると報道されており、余命半年という噂も飛び交っていた。

そんなマコーレーは2004年にマリファナや規制薬物の所持で逮捕され、執行猶予付きの禁固刑を言い渡された経緯がある。ジャネットは「マコーレーは自身の薬物中毒を真っ向から否定していると聞いていますが、どうみても薬物を使用しているように見えるんです。ひどい様子です」と続けた。

さらにジャネットは、マコーレーの問題だけでなく、2008年にマコーレーの姉ダコタ・カルキンがロサンゼルスで交通事故に遭い死亡したことなども重なった家庭崩壊がキットに悪影響を及ぼしており、キットがもう普通の生活に戻れない世捨て人になっているとも明かした。「キットはかなり敏感になっています。私は裁判の間ずっとそばにいました。彼はほとんど抜け殻になってしまいました。私が知っている70年代の明るいキットではもうないんです。決して埋めることのできない深い、深い穴が彼にできてしまったんです。マコーレーからは一銭ももらうつもりはありません。年金生活をしていくつもりです。とてもシンプルな生活です。それでも私たちは幸せなんです」

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