Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)は8月16日、高性能が求められる車載および産業用MCUアプリケーション向けにシングルサイクルのアクセス速度が100MHzの90nm組み込みフラッシュIPを発表した。
今回のマクロを用いることで、高い性能と優れたシステム効率により、オンチップフラッシュメモリのアクセスをさらに高速化したいというニーズに応えられるようになり、その結果、高まるCPUプロセッサの処理速度に対応することができるようになると同社では説明している。IPは、100MHzのフラッシュアクセスが可能で、高性能プロセッサとの優れた統合が可能となり、処理性能を向上させることができる。
マクロは、TSMCのロジック向け90nmプロセスノードで製造されており、0.18μmプロセスの同種の製品と比べると、サイズを縮小しながら速度を数倍向上させることが可能となる。また、1チップにメモリ機能やロジック機能を統合することが可能で、基板スペースの節約とシステムの信頼性の向上が可能になるという。