ヤフーは8月13日、同社の提供する情報通知サービス「防災速報」において、気象警報、噴火警報、放射線量の通知を開始した。

「防災速報」は、設定した地域に関する地震、豪雨、津波、電力使用状況などの情報を、PCやスマートフォンなどに配信するサービス。PC向けだけでなく、スマートフォン用のアプリも提供されており、Android版はGoogle Play、iPhone版はApp Storeからダウンロードできる。

同社は今回、急激な天候変動や火山の噴火、放射線量などに対する不安が近年増大しているとして、従来の配信情報に加え、気象警報、噴火警報、放射線量の通知を開始した。

「防災速報」のWebサービス

新たに提供される気象警報は、設定地域の市区町村に大雨や洪水などの警報が発表・解除された場合に通知される。また噴火警報は、新燃岳や桜島といった気象庁が定める噴火警戒レベル導入火山において、噴火警戒レベルが4、または5に達した場合に通知される。

放射線量は、直近の1時間に計測された放射線量の平均値が、過去180日間の平均値よりも高くなった場合に通知され、設定地域から半径300kmに含まれる市区町村が通知対象エリアになる。通知基準は、ユーザーが放射線量の増加率を1.5倍 / 2倍 / 5倍 / 10倍のいずれかから選んで設定でき、放射線量の上昇通知後、7日以内に通知前のレベルまで放射線量が低下した場合も知らせてくれる。

なお放射線量の通知は、地球環境スキャニングプロジェクトとSAFECASTによって定点計測されたデータをもとにしており、放射線量の平均値が0.1μSv/hに満たない場合は通知対象外となっている。