ネットイヤーゼロとサッポロビールは13日、Facebookを使って、ビール愛好家と共同でビールを開発するプロジェクト「百人ビール・ラボ」を開始した。
「百人ビール・ラボ」は、クローズドなコミュニティを活用するのではなく、Facebook上でユーザーとの会話、議論をオープンな場で行い、楽しみながら新商品を開発していく新しい試み。ビール作りのプロセスや、知識を広めていくコンテンツを配信することにより、全国のビール愛好家が集う交流サイトとして数万単位のファンを集めることを目指すという。
百人ビール・ラボでは、多くのビール愛好家との交流によりポイントを付与。上位100人までを「百人ビール・マイスター」として認定し、優先して開発されたビールを味わえるなどのさまざまなインセンティブを提供するなど、参加者を飽きさせない工夫を行っていく。
同プロジェクトのように、ソーシャルメディア上のオープンな場で、ユーザーと新商品を開発するという取り組みは、事例が少なく、プロセスやノウハウは確立していない。両者はそれにあえて挑戦することで、ソーシャル化が急速に進む現在の状況を先取りした新しい製品開発・販売のあり方や収益モデルを試行し、同時により豊かなビールを味わうライフスタイルを、世に広く提起していきたいと考えているという。
両者は、既に10万人のファンが集まる「北海道Likers」を含め、今後、複数のビジネスモデル開発を試行錯誤しながら、将来的には共同事業化を視野にいれた協力を進めていく。
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