Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 provides a reliable and optimized virtualization solution. |
Microsoftは8月9日(米国時間)、FreeBSDがMicrosoft Server Hyper-V上で利用できるようになったことを発表した。この取り組みは、今年5月にカナダで行われたBSDの国際会議「BSDCAN 2012」で発表されていたもの。
Hyper-VではこれまでWindowsの他にもいくつかのLinuxディストリビューションをサポートしていたが、新たにFreeBSDがサポートに加わったことになる。Microsoftでは、Hyper-Vが提供する仮想環境で動作するプラットフォームを増やす取り組みを進めており、FreeBSDへの理解が深いパートナー企業であるNetAppおよびCitrixと共同でFreeBSDの対応作業を行なっていた。
今回の発表ではBSDライセンスを採用した8500行ものコードが提供され、Windows Server 2008 R2上でFreeBSD 8.2が動作するという。ソースコードはGitHubで公開されており、Hyper-Vドライバを含むカーネル構築の説明も用意されている。Microsoftは今後もほかのFreeBSDバージョンをサポートするためにコミュニティと協力していくとしており、現在Windows Server 2012でFreeBSD 9.0をサポートするよう作業を進めているという。