結婚相手紹介サービス「ノッツェ」を運営する結婚情報センターはこのほど、会員を対象に理想の結婚相手に関するアンケート調査を実施し、男性431人・女性320人(合計751人)の回答結果をまとめた。
これによると、結婚相手の希望条件を聞いたところ、全体の78.0%(男性81.9%・女性72.8%)が「三平= 平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格」と回答。一方、「三高=高収入・高身長・高学歴」は女性が19.1%だったものの、男性2.1%と、全体では1割を切る(9.3%)結果となった。また、女性の87.2%が恋愛を積極的にリードする「肉食系」を支持し、男性も45.2%が「肉食系」を希望。従来の"やまとなでしこ"タイプの人気に翳りが見られた。
次に、相手に求める年収を尋ねたところ、男性は女性に301.7万円(平均値を抽出)を、女性は男性に682.6万円を希望しており、特に女性は最低でも427.0万円と回答するなど、実際には日本のサラリーマンの平均年収412万円(2010年「民間給与実態統計調査結果」国税庁)よりも高い希望を持っていることが分かった。また、相手との歳の差については、男性は3.3歳上・11.9歳下まで、女性は8.4歳上・5.2歳下まで許容範囲。20代女性は10.6歳上まで許容し、反対に男性40代は14.4歳下まで、男性50代は16.2歳下まで許容と回答している。
結婚相手として離婚経験者をどう思うかの質問には、男性は「嫌だ」(11.8%)「どちらかというと選びたくない」(50.1%)と合計61.9%が難色を示したのに対し、女性は「離婚経験者の方がいい」(8.4%)「どちらかというと離婚経験者がいい」(40.3%)と、過半数には達しなかったものの、合計48.7%が「未婚者」よりも「離婚経験者」を選択するという結果が出た。
国際結婚に関しては、男性86.1%・女性72.5%が希望しないと回答した。
最後に、自分の結婚希望年齢までに理想の相手が見つからなかった場合の行動を尋ねたところ、「結婚をあきらめる」という回答は男性13.7%・女性12.8%と低く、何年でも希望や条件を下げてでも婚活を続けたいという方が全体の8割強だった。
なお、未婚者(474人)のみの質問として、過去に結婚のチャンスがあった男性は60.9%・女性88.9%で、現在の心境を聞いてみたところ、男性は「後悔している」(18.9%)「少し後悔」(39.5%)で合計58.4%が未練を持っていた。一方、女性は50.7%が「まったく後悔していない」と回答している。
【関連リンク】 【連載】恋愛勝ち組になる! 第32回 結婚相手に経済力を求めて何が悪いの? |