ハミングヘッズは7月20日、5月31日に発売したアンチウイルスソフト「Defense Platform」を7月12日に一般公開を開始したと発表した。同製品の特徴は、PC上のすべてのプログラムを監視して、マルウェアをブロックする点。

同製品は、シグネチャを用いてマルウェアを区別する従来のウイルス対策ソフトと異なり、未知か既知かに関係なく、PC上の全プログラムを監視して挙動を完全に解析・分析することで、不正なプログラムを捕獲する「Humming Heads 4 Elements(H4E)」機能を備えている。

H4E機能は、PC上のすべてのプログラムの動きを「どこから」「何が」「どこへ」「どうした」という4つの要素に分解・分析する。H4E機能で感知したあらゆる挙動は履歴として記録されるが、使用しても問題がないプログラムを「ホワイトリスト」に登録することで、過剰な検知を抑えるといった運用が可能。

ホワイトリスト作成ツールに出力された履歴の例

一般にウイルス対策ソフトはドライブのスキャンを行うことでマルウェアを検出するが、同製品は監視によって防御を行うため、スキャン時間はゼロとなっているほか、他社ウイルス対策ソフトとの同時インストールにも対応している。

価格は、オプション価格1ライセンス6,000円で、初期出荷では、情報漏洩対策ソフト「セキュリティプラットフォーム」(SeP)ユーザー向けオプション製品「ディフェンスオプション」のみ提供される。