米Googleが仏Sparrowを買収した。SparrowはMacユーザー、iPhoneユーザーに人気の高いメールクライアント「Sparrow」を開発・提供しており、SparrowチームはGmailチームに加わった。

「Sparrow」はMac用のGmailクライアントとして登場し、Twitterクライアントのようなデザインと使い勝手が評価され、またたく間にユーザーを増やした。現在はMobleMe/iCloud、Yahoo!、AOL、Hotmail/MSN、IMAPサーバにも対応し、OS X標準メールの代替メールクライアントの代表的な存在になっている。Sparrowは今年3月にiPhone/iPod touch用の「Sparrow」アプリをリリース、6月にはiPad版の投入を予告していた。

Sparrow CEOのDominique Leca氏は「われわれは人々がコミュニケートする手段に大きな関心を持っており、Sparrowで直観的かつ快いメール体験の提供に成功した。より大きなビジョンを目指す上で、それを達成できる大きなチャンスがGoogleにはあると考え、Gmailチームに加わることを決断した」と述べている。既存のSparrowアプリについては、サポートおよびバグ修正の提供を継続するが、Googleでのプロジェクトに注力するために今後新機能の追加は行わないという。