ヤフーは7月18日、同社の提供する「Yahoo!メール」において、送信元を偽装した「なりすましメール」を防止する送信ドメイン認証技術「DKIM (DomainKeys Identified Mail)」に対応したと発表した。

ヤフーはこれまでにも、なりすましメールへのさまざまな対策を行っており、国内における迷惑メール対策推進団体「Japan DKIM Working Group」にも参加している。今回、Yahoo!メールがDKIMに対応したことで、DKIMを導入しているプロバイダになりすましたメールを見分けること可能となった。Yahoo! JAPANの提供ドメインで送信されるメールもすべてDKIMに対応し、「yahoo.co.jp」「ybb.ne.jp」「mail.yahoo.co.jp」のなりすましも防止できるという。

また、DKIM認証が正常に行われたメールには発信元ドメインを表示し、検証が正しくできなかった場合はメールの一部に「注意喚起」アイコンを表示する独自機能も搭載されている。

発信元の表示

なりすましの警告表示

認証結果のアイコン表示については、国内外のプロバイダーやメールクライアントソフトの開発ベンダーが同様の仕組みを取り入れられるように、認証結果表示機能の技術仕様や表示方法を解説したレファレンスガイドがWebサイトで公開されている。