米Googleは7月19日 (現地時間)、同社2012年度の第2四半期(4-6月)決算を発表した。5月22日にMotorola Mobility Holdingsの買収が完了、またペイドクリック数(検索広告クリック数)が42%の伸びとなり、前年同期比で35%の増収を達成した。

6月期の売上高は122億1000万ドルで、前年同期の90億2600万ドルから35%増。内訳は、Googleのサイトからの売上高が75億4000万ドル (前年同期比21%増)。これはMotorolaを除いたGoogleの売上高の69%に相当する。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は29億8000万ドル (同20%増)で、Google売上高の27%。Motorolaの売上は全体の10%に相当する12億5000万ドル(モバイル部門: 8億4300万ドル、ホーム部門: 4億700万ドル)だった。

会計原則 (GAAP) ベースの純利益は27億9000万ドル(前年同期比11%増)で、希薄化後1株あたりの利益(EPS)は8.42ドル。企業の経営実態の目安となる非GAAPベースだと33億5000万ドルで、EPSは10.12ドルだった。ペイドクリック数は前年同期比42%増、前期比1%増。前年同期比でペイドクリックが増加し続けている傾向を、一部のアナリストはモバイル広告によるものと分析している。一方でクリック単価が下落する傾向も続いており、前年同期比16%減、前期比1%増だった。