Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform.

Opera Softwareの研究チームであるOpera Labsは7月6日(ノルウェー時間)、SPDYを実験的にサポートした「Opera Labs SPDY」を公開した。SPDYはGoogleが開発した次世代通信プロトコル。HTTPの代替プロトコルとして設計されており、HTTPに比べて読み込み時間を短縮させることができる。

SPDYを利用するには、サーバ側とクライアント側でサポートされている必要がある。すでに最新のChromeおよびFirefoxでは標準でSPDYが有効になっており、ApacheでSPDYを利用可能にするモジュールmod_spdyの登場や、TwitterやGoogleの一部のサビースでSPDYを正式採用するなど、SPDYの活用が広がりを見せている。

Windows 7(64bit)で動作しているOpera Labs SPDY

リリースしたOpera Labs SPDYは、SPDY2およびSPDY3をサポートしており、GoogleのサービスなどをSPDY通信で使用できる。ただし、Opera Labs SPDYは現在のOpera Nextをベースとしておらず、クラッシュやデータ損失などの既知の問題が存在するという。また、SPDYを利用していることを示すインジゲーターはまだ用意していないとしている。

Opera Labs SPDYは現在、Windows(32bit/64bit)、Mac、Linux、FreeBSD向けのバイナリパッケージが提供されている。