ユニバーサルビューは、このたび、角膜矯正用コンタクトレンズの開発を完了し、東レ「ブレスオーコレクト」として7月2日より眼科向けに販売を開始する。同時に、眼科向けの処方支援システム「フィッティングマスター」の提供も開始するという。
同製品は、就寝中につけることで、角膜形状を矯正。起床時にはレンズを外して、裸眼で活動することができる。仕事やスポーツでメガネやコンタククトレンズを使いたくない人、角膜屈折矯正手術(レーシック)をためらっている人、あるいは花粉症や、アレルギー、ドライアイなどの悩みを抱える人に有効だという。矯正効果は起きて活動している時間は十分に継続する。
日本人の角膜形状は欧米人と比較して、中心部に突出の少ない球形角膜形状が多いと言われ、日本人の角膜形状に適したデザインのレンズであることが求められてきた。そのため同製品は、レンズの内面カーブを調整し、球形角膜に処方しやすいように設計されている。
レンズ素材には、東レが開発したしなやかで割れにくい「やわらか素材」を使用。高い酸素透過性と割れにくさを両立したハードコンタクトレンズであり、親水性が高く、レンズによごれが付着しにくいことも特長だ。なお、同製品は全国の眼科クリニック等で医師の処方に基づき提供される。
さらに、眼科施設へのスムーズな導入のために、処方支援システム「フィッティングマスター」が開発された。このシステムは、簡単な操作で医師の処方を的確にサポートするソフトウエアを搭載したタブレット端末として使用することができる。
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