三菱電機は6月26日、成田国際空港に大画面の有機EL方式パノラマビジョンなど100台・336面のデジタルサイネージシステムの納入を完了したと発表した。
同システムは、成田国際空港の旅客ターミナルビル内の各エリア設置場所に合わせ、空港ニュースや広告の表示のほか、空間演出に利用される。納入した主な映像装置は「有機EL方式パノラマビジョン」、「液晶表示装置」、「映像コンテンツ配信システム MEDIAWAY」。
有機EL方式パノラマビジョンは縦1.9m×横9.6m(385型相当)のサイズで、160度凹型曲面構造スクリーンを導入し、96mm角の有機ELパネルを組みあわせることにより目地のない滑らかな曲面を実現する。
液晶表示装置は、46型27面液晶マルチ大画面(縦1.7m×横9.2m、370型相当)をはじめ、16面・12面・8面・4面のマルチ大画面、ユニバーサルデザイン対応の42型タッチパネル液晶ディスプレイや55型縦型液晶ディスプレイなどを設置する。
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42型タッチパネル液晶ディスプレイ |
55型縦型液晶ディスプレイ |
MEDIAWAYは、フルHD映像の全100台・336面への一括配信・個別制御が可能で、災害時には、配信番組の緊急情報への迅速に切り替えられる。