The X.Org project provides an open source implementation of the X Window System.

Nouveauプロジェクトは18日(米国時間)、「xf86-video-nouveau-1.0.0」を公開した。Nouveauは、NVIDIA製グラフィックカードをXserverで利用するために開発されているオープンソースのドライバ。NVIDIAではLinuxやFreeBSDなど一部のUNIX系OS向けに、NVIDIA製グラフィックカードが使用できるようにXserver用のドライバを提供しているが、商用ライセンスを採用しており、ソースコードを公開していない。

Nouveauプロジェクトは、商用版NVIDIAドライバをリバースエンジニアリングして開発しており、カーネルモジュール(DRM)、Xドライバ(xf86-video-nouveau)、3Dドライバの3つのコンポーネントで構成されている。3D部分にはグラフィックライブラリ「Mesa 3D」を使用しており、OpenGLによる3D描画が可能となっている。

今回更新されたのはXドライバのバージョンで、Nouveau初のメジャーリリースとなる。プロジェクトによると、3ヵ月前にNouveauがステージングから昇格したことや3DドライバがMesa 8.1で安定して動作していることなどから、Xドライバを1.0にバージョンアップしたとしている。