NECは6月20日、韓国のICT市場向けビジネスを強化するため、韓国NECを設立したと発表した。新会社の所在地はソウル特別市麻浦区、設立は6月13日、営業開始日は2012年7月1日、代表者は尾花英二氏、資本金は10億ウォン(約7,000万円)でNECが100%出資、従業員数は約15名となる。
NECは韓国において、1960年代前半から通信システム、放送システム、社会インフラシステム等の分野で、ソウル駐在員事務所を拠点として事業展開を行ってきたが、クラウド、ビックデータ、M2Mなどの新たなサービスビジネスが急速に拡大すると見込み、従来のハードウェア中心のビジネスから、IT/ネットワークのソリューション・サービスの提案型ビジネスに注力していくため、現地の体制を強化する。
具体的には、クラウド・M2Mサービス、指紋・顔認証などの生体認証技術を活用した企業向けシステム、パブリックセーフティソリューション、通信事業者向けのネットワークソリューションの提案・構築および提供を目指すとしている。