NECは18日、Android搭載の"クラウドコミュニケーター"「LifeTouch」シリーズの新製品として、Android 4.0搭載の10.1型タブレット「LifeTouch L」を発表した。個人向けには7月5日より発売。ビジネス向けには同日より販売を開始し、出荷は7月下旬。内蔵メモリ32GBの個人向け上位モデルは店頭予想価格5万円前後、内蔵メモリ16GBの個人向け標準モデルは店頭予想価格4万円台半ば。

LifeTouch L(個人向けモデル)

「LifeTouch L」は、高性能CPU・Android 4.0・広視野角IPS液晶の採用など高速処理による快適な操作と、大画面ながら厚さ約7.99mm・重量約450gという携帯性を両立させた製品。個人向け・ビジネス向けそれぞれの用途に適したモデルを商品化した。

上面

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個人向けには、上位モデルで50種類以上、標準モデルで25種類以上のアプリをインストール。それらのアプリの中から目的やシーンにあったものを簡単に探せるナビゲーションアプリや、子供向けにアプリの利用や使用時間などを制限できる「こどもーど」などの機能も搭載した。アプリをさらに活用できるよう、アプリ紹介サイトやスケジュールアプリのサービスサイトも用意している。

家庭内のさまざまな機器との連携を図るべく、本機から直接印刷を行うためのプリンタ簡単接続機能、デジタルカメラ画像の簡単取り込み、HDDレコーダ/テレビ機能搭載PCとの録画番組共有といった機能も充実している。

ビジネス向けモデルは、シリーズ初の10型クラス液晶搭載製品として、同社の提供する各種ソリューションと組み合わせ、営業・店舗接客業務をはじめ多様なワークスタイルに合わせたカスタマイズを行って販売を行う。

主な仕様は、プロセッサがOMAP 4460 HS 1.5GHz(デュアルコア)、システムメモリがLPDDR2 1GB、内蔵メモリが上位モデルは32GB、標準モデルが16GB(いずれもシステム領域含む)。ディスプレイは10.1型ワイドLED IPS液晶(1,280×800ドット)で静電式タッチパネル搭載。OSはAndroid 4.0。

インタフェースは、Micro USB Type AB×1(クライアント/充電)、USB Type A×1(ホスト)、ヘッドホン出力/マイク入力兼用×1、microSD/microSDHC対応メモリーカードスロット、MicroHDMI出力など。センサーは加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、照度センサを搭載する。バッテリはリチウムイオンバッテリで、駆動時間はホームページ閲覧で最長約13時間、動画再生で最長約10時間。サイズ・重量は、W257×D181×H7.99mm、約540g。