Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform.

Opera Softwareは6月14日(ノルウェー時間)、Operaの最新版となる「Opera 12.00」を公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版、FreeBSD版が提供されている。

Opera 12では機能の高速化やいくつかの新機能が導入されている。例えば、多くのタブがある状態でOperaを起動させた際のスタートアップを高速化したほか、通常のサイトやセキュア(HTTPS接続)ページの読み込み速度の改善も行われている。

また、実験的ながらGPU HWハードウェアアクセラレーションおよびWebGLのサポートによって描画のパフォーマンスを向上させている。ただしこれら機能は標準では無効になっているため、使用するには設定を有効にする必要がある。GPU HWハードウェアアクセラレーションおよびWebGLの状態はアドレスバーに「opera:gpu」と入力すして確認できる。

WIndows 7(64ビット)環境で動作するOpera 12

「opera:gpu」でハードウェアアクセラレーションの確認

「opera:cpu」でCPUの使用率を確認

「ウェブサイトによるトラッキングを許可しない」(Do Not Track)機能

この他、安定性の向上としてOOPP(Out-of-process plugins)機能の導入やユーザのプライバシー保護として「Do Not Track」機能の追加、OperaのCPU使用率をチェックできる「opera:cpu」、ドラッグ&ドロップ/カメラアクセスなどのHTML5サポート、WindowsおよびMacの64ビットサポート、ウィンドウ/タブ拡張APIの改善なども行われている。

Opera SoftwareはOpera 12の公開とともに、Mac App Store(MAS)にOpera 11.65の提供を発表している。Opera 11.65はセキュリティおよび安定性を向上させたバージョンで、提供は近々行われる予定。Opera Softwareによると、今回Flash PlayerやJavaといったサードパーティ製のプラグインが更新されていないため、MASへのOpera 12の提供を遅らせることを決定し、Opera 11.65の提供を決めたとしている。