The Griffon Teamは6日(現地時間)、Griffonの最新版「Griffon 1.0」を公開した。Griffonは、Java仮想マシンで動作するスクリプト言語Groovyをベースに開発されたデスクトップアプリケーション開発フレームワーク。Griffonチームでは、Groovyで開発されているWebアプリケーションフレームワーク「Grails」に触発されて開発したものだとしている。
GriffonはGrailsフレームワークの"Convention over Configuration"パラダイムやMVCアーキテクチャ、コマンドラインインタフェースなどに影響されて開発されたアプリケーションフレームワーク。GrailsだけでなくSwing Application Framework(JSR 296)のスピリットにも感化されており、シンプルで強力なアプリケーションのライフサイクルとイベント・パブリッシングをフォローしている。
Griffonフレームワークはプラグインによる機能拡張が行えるようになっている。サードパーティ製のSwingコンポーネントであるSwingx/Jide/Macwidgetsや、永続性に関するプラグインのDataSource/GSQL/Hibernate、3DグラフィックであるJOGL/LWJGL/Processingなど、様々なプラグインが用意されている。
Griffon 1.0では、新たにGitプラグインの追加のほか、サンプルアプリケーションとしてGroovyFXPadやFxBrowserが加わっている。GriffonはApache Licence 2.0のもとオープンソースで公開されている。バイナリとソースコードが用意されており、こちらより取得できる。Griffon 1.0の詳しい情報についてはリリースノートが参考になる。