日本ユニシスは6月7日、ライフスタイルや価値観の共感により人々に「偶然の出会い(セレンディピティ)」をもたらすサービス「セレンディピティ・ボット」の実現に向けた第1弾として、未来の計画(タイムライン)を作成できるソーシャルメディア「Fture.me」の試験運用を開始し、Androidアプリを公開した。

「Fture.me」の画面イメージ。左から、タイムライン、キャンバス、ノート

Fture.meは、FacebookやTwitterと異なり、情報を繰り返し参照・編集できる蓄積型の情報共有を特徴とし、蓄積された情報から関心事による情報のつながりを導き、タイムラインを作成できるソーシャルメディア。蓄積された情報から行動パターンや関心事を推定することで、意識的に必要としている情報に加え、意外性に満ちながら欲求に沿った「潜在的に求めている情報を提供すること」ができるコンピュータの実現を目指している。

具体的には、「行ってみたい旅先」「ちょっと気になるお店」など、個人が自分の心覚えをノートとして書き留めると、時間と場所に応じて自分のノートをリマインドするとともに、ノートに書き留めた最近の関心事を推定し、興味を持ちそうな他の人のノートがレコメンドされる。レコメンドされたノートをクリップすることにより、その人との関係性が発生し、その人のノートを共有したり、タイムラインでその人に自分のノートを提供したりすることが可能になる。

Fture.meは、個人に加えて企業やコミュニティの参加も想定しており、個人と企業はFture.meを通じて、ライフスタイルや価値観という共感によって繋がる関係を構築できるようになる。