米TechCrunchの5月30日(現地時間)の報道によれば、米Appleがイタリアのベンチャー企業で音楽制作ソフトを開発しているRedmaticaを買収したという。詳細は不明だが、もしこの買収が事実であれば、Appleが自社製品で持つ「Logic Pro」との整合性や今後の製品戦略が気になるところだ。

RedmaticaのWebサイト

この件を最初に報じたのはイタリアのFanpageというBlogサイトで、後のアップデートでイタリア政府が公開した買収に関する書類のコピーをサイト上に掲載している(Google翻訳による英語版はこちら)。Redmaticaの製品はKeymap Pro、AutoSampler、ProManager、GBSampleManagerなど、サンプリング/音源管理/編集などを可能にするソフトウェア。すべてMac上での動作を想定しているほか、GBSampleManagerのようにiPad版GarageBandと連携する製品もある。

AppleはすでにLogic ProやGarageBandによりプロフェッショナルからアマチュアまでカバーする音楽ソフトの製品ラインナップを抱えているが、もし買収が事実だとするとRedmaticaの製品や人員リソースをどのように扱っていくのかに注目が集まることになる。