エクスペディアジャパンは24日、新社会人および新社会人経験のある団塊世代を対象に実施した「初任給に関する調査」を発表した。同調査は、4月27日~5月2日の期間にインターネット上で行われ、22~25歳の新社会人および55歳以上の団塊世代の男女計400名から有効回答を得た。
まず、初任給の使い道を尋ねたところ、新社会人は男女ともに1位が「貯金」。以下、男性は2位「両親にプレゼント」、3位「自分へのご褒美」、女性は2位「自分へのご褒美」、3位「両親にプレゼント」と続いた。
一方、団塊世代では、男女ともに1位「両親にプレゼント」、2位「貯金」、男性は同率2位で「生活必需品の購入」、女性は3位「生活必需品の購入」との結果となった。
初任給への満足度を聞いてみると、新社会人は「満足」が21%、「どちらかというと満足」が40.5%、団塊世代は「満足」が19.5%、「どちらかというと満足」が53%。満足している理由については、両世代とも「生活費に困らないから」がトップ、次いで「自分の能力に見合っているから」となった。
男女別に見た場合、「満足」「どちらかというと満足」と答えた割合は、男性は新社会人が66%、団塊世代が55%と11ポイントの差にとどまった。それに対して、女性は新社会人が57%、団塊世代が81%と24ポイントもの差が開く結果となった。
また、初任給について、新社会人で「不満」と答えた割合は男性は8%、女性が男性の2倍となる16%だった。
初任給が「不満」「どちらかというと不満」と答えた人のうち、「欲しいものが買えないから」「やりたいことができないから」を理由に挙げた人に対し、欲しいもの、やりたいこととは何かと聞くと、男性は両世代ともに1位が「電化製品」、女性は両世代ともに1位が「旅行」。特に、「旅行」は両世代の女性50%以上から支持を集めており、旅行が好きな女性が多いことがよくわかる結果となった。
新社会人で初任給を「自分へのご褒美」に使うと答えた人のうち、「旅行」を挙げた人にどこに行きたいかと質問したところ、男女ともに1位は「国内」でその割合は90%以上との結果に。以下、男性は2位「アメリカ」、3位「サイパン」「グアム」「タヒチ」「ニュージーランド」「オーストラリア」など、女性は2位「アメリカ」「香港」、3位「台湾」「スイス」「スウェーデン」「イギリス」などと続いた。
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