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MozillaがFirefox 3.6ユーザに対して、Firefox 12への自動アップグレードを検討している。MozillaのリリースマネージャであるAlex Keybl氏が提案している計画で、Firefoxユーザのセキュリティを維持するため実行したいとしている。
Mozillaでは、Firefox 3.6のサポートを4月23日をもって終了している。これは、Firefox 3.6に脆弱性が発見されたとしても、Mozillaは対処しないことを意味している。そこでKeybl氏は、Firefox 3.6を使用しているユーザに対してFirefox 12への自動更新を計画しているという。
Keybl氏は自動更新を数週間後に実施したいとしており、提案された日付が3月末であることから、5月中に実行される可能性が高い。また、計画としてFirefox 12はWindows 2000及びWindows XP SP2の最後のサポートであるため、6月に公開予定のFirefox 13のリリース後にも再度実行したいとしている。
なお、ディスカッション内ではMac OS X 10.4以前やPower PC版Macについての問題も提起されている。Mozillaではこれらのプラットフォームに対してFirefox 4.0以降のバージョンを提供していない。この問題に対して、サポート終了の通知やTenFourFoxの使用を勧める通知をすればいいといった意見がでているが、Keybl氏はそのような機能の追加にはリスクや時間がかかるとしており、ランディングページによるコミュニケーションソリューションが望ましいのではないかと提案している。