米LSIは、同社の「Axxia Communication Processor」のラインアップに新しく「AXE2502」を追加したことを発表した。
同製品は最大1.33GHzで動作するPowerPC 476FPコアをデュアルで搭載し、最大で20Gbpsのパケット処理能力を持つほか、10Gbpsのスループットのセキュリティエンジン、3GbpsのRegExエンジンなどを搭載する。またトラフィックマネージャ/スケジューラを搭載しており、最大6階層での制御が可能となっている。さらに、同社のVirtual Pipeline Technologyが搭載されており、これを利用してイントラシステム内通信に一定の帯域を確保するといった処理も可能とされる。
AXE2502にはデータセンタ向けの「AXE2502-5」とエントリ向けの「AXE2502-1」の2製品が用意されるが、外部I/Fなどは共通とされる。またどちらの製品も、従来のAxxiaシリーズとソフトウェア互換性を保っていると説明されている。
なおAXE2502は2012年第3四半期にOEM向けへの供給が開始される予定である。