富士電機ITソリューションはこのほど、クラウド型校務支援サービス「スマート職員室」の提供を開始すると発表した。

このサービスは、カシオ計算機の小中学校向けWeb型パッケージシステム「校務支援システム」を利用し、教職員などの事務作業(校務)や情報共有をサポート。回覧板・掲示板のほか、日々の入力からの通知表・指導要録作成などを提供する。

サービスは、1つのサーバ上で複数の自治体がシステムを共用できる方式により、従来方式と比べ6~7割程度の価格で提供可能としている。さらに、データセンターによるクラウド環境を活用してシステムの監視・管理を行う。

基盤となるデータセンターは被災リスクの少ない立地場所に建設され、安全対策および高度なセキュリティ対策を実施。地震や津波、台風などの自然災害や、火事や事故など万一の事態に備える。

必要な機能に絞り込んで利用することも可能で、月額料金で段階的に利用でき、各学校の要望に応じた帳票類のカスタマイズをオプションで提供する。

サービスのイメージ

主な適用分野は、10~30校程度の小中学校を有する中小規模の自治体。サービス価格は1校当たり初期利用設定費用が1万円、基本情報(名簿)+情報共有サービスが1校当たり月額2万円、基本情報(名簿)+成績処理サービスが1校当たり月額4万円(両機能の場合は1校当たり月額5万円)。