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Firefoxの開発チームに所属しているJared Wein氏が、「An update to site-identity in desktop Firefox」と題して、Firefoxのアドレスバーに表示されるファビコンをブロックする機能を追加したことを報告している。この機能は、Firefoxのナイトリーチャンネル(Firefox 14)に導入されている。

Wein氏によると、一部のサイトで南京錠をファビコンに設定しているサイトがあり、この南京錠のマークはユーザがセキュアなサイトであると誤って認識し騙される危険性があるとして、このような処置をとったとしている。

また、アドレスバーにサイトがSSL証明書を使用しているかどうかを示すアイコン機能も追加されている。SSL証明書が無いサイトや標準のWebサイトは地球儀のアイコンが表示される。EV-SSL証明書を採用しているサイトは緑色の南京錠アイコンが表示され、証明書を保持している組織名が表示される。EVではないSSL証明書の場合は、灰色のアイコンが表示されるようになっている。

アドレスバーにはファビコンが表示されない - Wein氏のブログより抜粋

EV-SSL証明書のサイトの場合 - Wein氏のブログより抜粋

EVではないSSL証明書のサイトの場合 - Wein氏のブログより抜粋

SSL証明書のないサイトや通常のサイトの場合 - Wein氏のブログより抜粋

なお、Wein氏はアドレスバーにおけるファビコンブロックを行なってはいるが、タブやブックマーク、「awesome bar」(ロケーションバー)に表示されるファビコンについては除去する計画は今のところないとしている。また、これらの機能は7月中旬にリリース予定のFirefox 14に含まれる予定だとしている。