Intelのプロセッサを搭載した初のスマートフォンが今週中に登場する。Intelの2012年第1四半期決算のカンファレンスコールで、同社CEOのPaul Otellini氏が明らかにした。

決算カンファレンスコールでOtellini氏は第2四半期に発表を予定している製品に言及し、「今週後半に、われわれは新たな重要なマイルストーンに到達する見通しだ。初のIntelアーキテクチャをベースにしたスマートフォンが登場する」と語った。詳細は不明だが、昨年9月にIntel Developer ForumにおいてIntelはAndroidプラットフォームでGoogleとの提携を発表、今年1月に2012 International CESでLenovoがAtom Z2460 (Medfield)を搭載したAndroidスマートフォン「K800」を発表した。またインドのLavaも、Mobile World Congress 2012においてAtom Z2460を採用したAndroidスマートフォン「XOLO X900」を第2四半期前半に発売すると発表している。

2012 CESでMedfield搭載Androidスマートフォン「K800」を発表するLenovoのLiu Jun氏。右はIntelのPaul Otellini氏

Atom Z2460はシングルコア・プロセッサ(クロック周波数: 1.60GHz)だが、Hyper-Threadingテクノロジによる2スレッド処理に対応する。Enhanced Intel Deeper Sleepを備えたAtomマイクロアーキテクチャ、Intel burst performanceテクノロジ、Intel Smart idleテクノロジなどが効率的に豊かなパフォーマンスを引き出し、ハードウエアアクセラレーションを用いた動画機能は1080p HD動画のエンコード/デコードをサポートする。