TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから2012年4月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2012年4月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 C 17.555 2位から1位へ浮上
2 Java 17.026 1位から2位へ下落。
3 C++ 8.896 4位から3位へ浮上
4 Objective-C 8.236 5位から4位へ浮上。上昇傾向
5 C# 7.348 3位から5位へ転落
6 PHP 5.288 下落傾向
7 (Visual)Basic 4.962
8 Python 3.665 9位から8位へ浮上
9 JavaScript 2.879 8位から9位へ下落
10 Perl 2.387
11 Ruby 1.510
12 PL/SQL 1.373

2012年4月は、なんといっても首位が入れ替わったことが注目点といえる。長い間首位をキープしていたJavaだったが長期的には下落傾向を続けており、それに対してC言語は安定した人気を維持してきたため今月ついに1位が交代した結果となった。TEOBE Softwareでは、Androidプラットフォームの人気があるためJavaがすぐに下落することはないが、C言語は少なくとも数ヵ月は継続して1位のままではないかと予想している。

今月は特にCの名が付く言語が変動している。C言語もそうだが、これまで成長傾向にあったC#が急激に下がる一方で、下落傾向にあったC++が上昇に転じている。Objective-Cは引き続き強い成長傾向にあり、iOSプラットフォームの人気がうかがえる。このままいけば、Objective-CがC及びJavaに次ぐプログラミング言語となる日も近い可能性がある。