NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とグループ会社である米Verio(ヴェリオ)社は、新たなパブリッククラウドサービス「Cloudn」(呼称:クラウド・エヌ)を、3月30日より提供開始すると発表した。月額上限945円からという低価格で利用できる。

「Cloudn」で提供される基本機能

「Cloudn」は、同社が従来から提供しているクラウドサービス「Bizホスティング」に加え、新たに提供するパブリッククラウドサービスで、月額上限945円からの従量制課金プランが用意され、Amazon互換を含む、約150種類のAPIが提供される。

3月30日より米データセンターで提供し、6月には日本のデータセンターでの提供を開始する予定。

「Cloudn」は基本的なIaaS機能に加え、4月にはクラウド上の仮想サーバへのトラフィックやCPUの使用率を監視し、ユーザーアクセスなどの負荷に応じて、自動で仮想サーバの数を追加・削除させるオートスケール機能、7月にはCDN事業者のキャッシュサーバを活用し、コンテンツをキャッシュ(蓄積)させて配信するCDN連携機能、10月には大容量のデータ保存を実現するオブジェクトベースのストレージ機能を逐次追加する予定で、「Cloudn」上で動作するアプリケーション実行環境のアウトソースが可能なPaaSの提供も計画され、7月にはトライアルサービスを開始するという。

また同社では、最大3カ月、5,000円分の利用まで無料で使えるキャンペーンを、3月30日~7月31日までの期間限定で実施する。