8年ぶりの新作は「ヴィンテージ・サウンド」に回帰したものになると明かしていたスティーヴン・タイラー (C)BANG Media International

エアロスミスが、人気シリーズの続編となる映画『G.I. ジョー:リタリエイション』のサントラに楽曲提供することが明らかとなった。ボーカルのスティーヴン・タイラーが発表している。

提供する楽曲のタイトルは"レジェンダリー・チャイルド"。同曲は、1993年発売のエアロスミスのアルバム『ゲット・ア・グリップ』の未収録曲で、メンバーは現在、新作に収録されるとみられるこの曲の編集段階だという。先日も報じられていたように、現在バンドは、1975年のアルバム『闇夜のヘヴィ・ロック』、1976年の『ロックス』に参加したプロデューサーのジャック・ダグラスと共に、ニュー・アルバムに着手していると言われている。

また、スティーヴンが審査員を務める「アメリカン・アイドル」第11シーズン開始のブルー・カーペットの場で、彼は"レジェンダリー・チャイルド"について、先日発表したUSツアーを6月に行う予定であるため、5月には新作を完成させたいと語った。

しかし、バンド内には少なからず摩擦も生じているようだ。同バンドのドラマー、ジョーイ・クレイマーは先日、スティーヴンに「苦痛を味わわされた」と非難しており、さらにギターのブラッド・ウィットフォードもスティーヴンが「非常に要求が多い」と苦言していた。しかし、それらの苦情に対しスティーヴンは他のメンバーに対するその「非情」な態度が、今日のバンドを作り上げたのだと主張している。「俺はこれから天狗になるよ。俺の完璧主義とみんなに対する一生懸命さが今のバンドを作ったと思う。最後にはいい曲ができるし、ヒット曲ができる。俺はそういう男さ」

過去に何度か解散の危機に見舞われているエアロスミス。小さな摩擦が解散の火種にならないよう願うばかりだ。

(BANG Media International)

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