米Googleは3月21日(現地時間)、Android SDK ToolsとEclipseプラグインのアップデート(Revision 17)をリリースした。これまで開発者を悩ませてきたエミュレータが大幅に改善されており、Windows PCまたはMacでネイティブに近い速度で動作する。
SDK ToolsのエミュレータはWindows PCまたはMacにおいて動作が非常に遅く、これまでエミュレータを使って手軽にAndroidの環境を試せなかった。IntelがAOSP (Android Open Source Project)に参加したことで、Revision 17ではWindowsおよびMac OS Xにおいてエミュレータが仮想モードでAndroidx86システムイメージをサポートし、Androidが高速に動作するようになった。ドライバはSDK Managerを通じて入手できる。
この他のRevision 17の新機能や機能強化は、40を超えるLintルールの追加、Lint API checkの強化、HTML/XMLレポーティングやExlipse統合の改善、サードパーティのJarファイル向けstrict dependencyサポート、BuildConfig.DEBUGなど。数多くのバグ修正も行われている。