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Linuxのメイン開発者であるLinus Torvalds氏がLinuxカーネルメーリングリストにおいて、最新のLinuxカーネル「Linux 3.3」を発表した。3月10日に3.3 RC7が公開されていたが、RC8を出さないことを発表しており、約1週間でLinux 3.3が正式リリースされたことになる。

Linux 3.3には次のような主要な機能や改善が行われている。

  • Androidプロジェクトのコードをマージ
  • 異なるRAIDレベル間のBtrfsの改善
  • 分散仮想スイッチ「OPen vSwitch」のサポート
  • 新しくなった"チーミング"ネットワークデバイス
  • Cgroup(Control Group)によるTCPバッファの制限
  • ext4のオンラインリサイズのサポート
  • テキサスインスツルメンツ社のC6xシリーズアーキテクチャへの対応
  • EFIブートのサポート

その他、ドライバ及びアーキテクチャ仕様の変更やコアへの様々な修正が行われているという。Linux 3.3の詳しい機能についてはリリースノートが参考になる。

Torvalds氏はメール内でLinux 3.3が公開されたことでLinux 3.4の「マージ・ウィンドウ」が開いたことを宣言している。しかし、マージウィンドウの間で春休みとなっている彼の子供達と数日でかけることを明言しており、その間ネットワークにアクセスしないため、3.4-rc1のリリースが少し遅くなるかもしれないとしている。