Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Mozillaの技術系伝道師、Robert Nyman氏が、2011年のFirefoxと2012年のFirefoxの計画をブログで紹介している。Nyman氏は、HTML5/CSSやオープンWebプラットフォームの熱狂的な信者で、自身のブログ「Robert's talk」においてHTML5やCSSに関する含蓄のあるトピックを数多く紹介している。

まず、Nyman氏は2011年におけるFirefoxのトピックとして、6週間ごとにバージョンアップを行うラピッドリリースの導入や最大50%もメモリ使用量を抑えることに成功したこと、オーロラ/ベータ/ナイトリーチャンネルの新設、Android版Firefoxのリリース、トラッキングしないというプライバシーの尊重などを挙げたげ。また、2011年において、83の新機能や135個のAPIを含む1万を超える変更がFirefoxに加えられており、アドオンが4億8千万もインストールされたことも報告している。

Nyman氏はまた、アドオンの互換性やアドオン同期、サイレントアップデートなど2012年のFirefoxにおいて実装されはじめている重要な機能をピックアップしている。アドオンの互換性やアドオン同期は、すでに公開されているFirefox 10やFirefox 11で実現している機能だが、サイレントアップデートはまだ開発中となっている。すでにGoogle Chromeでは自動でアップデートを行う機能が導入されているが、Firefoxでもバージョン12より導入されることが決定している。

Nyman氏は他にも、FirefoxのWebプラットフォーム関連の対応状況も紹介している。WebRTCのサポートが進行中であることやSPDYがまだ標準サポートではなくテスト段階であること、WebソケットがIETFのRFCにマッチしたことなどを挙げている。

Firefoxはその他様々な機能が実装されるとしており、詳しくはFirefoxの2012 ロードマッププラットフォームロードマップが参考になる。