日本マイクロソフトは、3月5日より企業向けに「マイクロソフト ファイナンシング(Microsoft Financing)」を国内で本格的展開すると発表した。マイクロソフト ファイナンシングを利用すると、支払いを月払いや半年払いに設定し、平準化することができ、1年を超える支払いの繰り延べも可能になる。
従来は、ユーザーがソフトウェアライセンスを購入する場合、一般的には契約時に一括もしくはライセンスプログラムによる年額払いを利用する必要があったが、初期投資額が大きくなることからIT投資が実現できなかったり、先延ばしになったりするケースがあったという。
同社では、積極的に投資を行う海外企業の躍進が目立つ一方で、日本では不透明な経済情勢の中で、ITを中心とする事業拡大に向けた投資意欲が停滞しており、東日本大震災から間もなく1年が経ち、本格的な復興が加速するこの時期に合わせて、将来を見据えたより積極的なIT投資に向けてマイクロソフトファイナンシングを、国内で本格的に展開していくことにしたという。
主な適用範囲は、ソフトウェアライセンス(すべてのマイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムが対象)、サービス(展開やトレーニング)、パートナーやサードパーティの製品。
同社では今後、販売パートナー向けにファイナンスプログラムの概要や手続きなどの情報をワンストップで提供する日本語ポータルサイトを開設するほか、ユーザーやパートナー企業に本プログラムを理解してもらう説明会などを開催し、情報発信を強化するという。