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Firefoxのメモリ使用量を改善するプロジェクト「MemShrink」がアドオンのメモリリーク状況を報告している。AMO(Add-ons for Firefox)にあるポピュラーな100個のアドオンに対してバグテストを行い、メモリリークがないか検査を実施したという。結果はMozillaのBugzillaでレポートしており、詳細な結果についてはこちらで公開されている。

調査によると多くのアドオンにメモリリークが存在し、特に多くのアドオンに「ゾンビ・コンパートメント」が発生しているという。ゾンビ・コンパートメントとは利用されることのないメモリ領域のこと。「MemShrink」では以前よりアドオンのゾンビ・コンパートメントを指摘しており、これまでTorButton、NoSquint、Customize Your Web、1Password、Adblock Plus、Video DownloadHelper、GreaseMonkey、Firebugにリークがあることが報告されている。

今回公開されたいくつかのアドオンは開発者の手によってリークの修正が行われている。McAfee Site Advisor、Ghostery、Spool、Screengrab (fix version)、Roboform、UF Comment Board Tools、Geenstijl、Long URL Please、HTML Desktop Notificationsなどが改善されているという。

「MemShrink」の努力によってFirefoxだけでなくアドオンのメモリ使用量も削減されてきている。まだ多くのアドオンにメモリリークが存在するが「about:compartments」機能が入るなど継続して改善活動が行われている。