ループス・コミュニケーションズは2月29日、生活者がTwitter、Facebook、mixi、ブログなどのソーシャルメディアを利用するなかで、魅力を感じた/好きになった企業もしくはブランド名を回答してもらうアンケート「企業のソーシャルメディア活用 想起調査」の結果を発表した。

同調査では、回答者1名につき5つまでの企業もしくはブランド名を挙げてもらい、その理由について質問している。アンケートの告知は、同社の管理するWebサイト、Facebook ページ/広告、Google Adwordsを利用して実施されたもの。最終的な有効回答は202件。

想起率が最も多かった回答は無印良品で14.9%だった。これに、ANA、JALの航空2社が続き、第4位はソフトバンク(ソフトバンクモバイル含)、ユニクロが同数の結果となった。

「企業のソーシャルメディア活用 想起調査」ランキング 資料:ループス・コミュニケーションズ

1位となった無印良品は、国内企業では比較的早く、2009年5月にTwitter の公式アカウントを開設。2012年2月現在、16万人近くのフォロワーを持ち、1日の平均つぶやき回数は約18回で、情報発信やフォロワーとのコミュニケーションを活発に行っている。

2010年10月にはFacebookページを開設し、現在約40万人のファンが最新情報を閲覧している。mixiページは2011年8月のサービス開始時から公式アカウントを運用しており、投稿はTwitterと同内容のものが大半であるがフォロワーは3万人を超えている。

2011年11月には、同社で販売しているアイテムを使ったソーシャルゲーム「MUJI LIFE」を開始し、Facebook、Twitter、mixiのアカウントでゲームにログインすることで、各ソーシャルメディア上の友人と一緒に楽しむことができる内容となっている。

無印良品は、同社サイトでのコミュニティを 2000年に、ブログは2005年に開始しており、同社では、こうしたコミュニケーションの知見がソーシャルメディアの運用に活かされ、ブランドの魅力や好感を印象づけていることがうかがえると分析している。