米Microsoftは2月29日、「Windows 8 Consumer Preview」の提供を開始した。昨年9月に開発者向け配布となったWindows 8 Developer Previewに続くWindows 8のプレビューリリースで、配布対象が一般ユーザーにも拡大された。サポートする言語は、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、簡体字中国語など。最終版を想定した機能が追加されており、幅広いユーザーからフィードバックを集めるのを目的とした公開ベータに相当するリリースと言える。
Consumer Previewは、Windowsのプレビュープログラムのサイトからダウンロード入手する。同プレビューを動作させるための推奨ハードウエアは以下の通り。
- CPU:1GHz以上
- メモリ:1GB以上(32-bit)または2GB以上(64-bit)
- ハードディスクドライブ:16GB以上(32-bit)または20GB以上(64-bit)の空きスペース
- DirectX 9以上のグラフィックス(WDDM 1.0以上)
これらはConsumer Previewをスムースに動作させるための目安であり、Windows 8の最終的なシステム要件ではない。なお、Metroスタイルアプリの要件がスクリーン解像度1024×768以上(Snap機能は1366×768以上)となったため、これを下回る解像度(800×600、1024×600など)ではエラーメッセージが表示される。
Consumer Previewには、新たにWindows Storeが組み込まれている。すでにMicrosoftおよびサードパーティ開発者が提供する様々なMetroスタイルアプリが揃っており、Consumer Previewユーザーはプログラム期間中に同ストアで配信されるアプリを無料で体験できる。クラウドサービスを通じたデバイス連携もサポートする。Microsoftアカウントでサインインすることで、設定、クラウドストレージの利用、電子メール/カレンダー/コンタクト、各種サービスをWindows PCおよびWindows Phone端末の間で共有または同期できる。
WebブラウザにInternet Explorer 10 Platform Preview 5を搭載。また、タッチ操作のユーザー体験、パフォーマンス、信頼性など、あらゆる面でDeveloper Previewから向上している。