Opera’s newest Web browser introduces a new technology platform.

Operaは27日(スペイン時間)、携帯端末向けのブラウザの新版「Opera Mobile 12」と「Opera Mini Next」を発表した。Opera Mobile 12は正式版、Opera Mini Nextはプレビュー版としての公開。どちらもAndroidマーケットよりダウンロードできる。

Operaでは現在2つの携帯向けブラウザを提供している。Opera Miniは、回線速度の低い環境や従量制データプラン向けに、サーバサイドでWebページのデータを圧縮してからクライアント側に送るようになっており、低速な環境でも高速に動作する。Opera Mobileは、高速な回線環境や定額データプラン用でWebページを通常のデータ量で読み込むようになっている。

Opera Mobile 12ではブラウザ内でのカメラ使用が可能となり、Speed Dialのカスタマイズ性の向上、HTML5のネイティブサポートなどが行われている。また、Android向けにはブラウザで提供されている3Dゲームを楽しめるようWebGLをサポートしている。

Opera Mini Nextのプレビュー版では、フィーチャーフォン向けにSmart Pageという新しい機能が追加されている。Smart PageはSpeed Dialのような機能で、SNSやニュースサイトなどにアクセスしやすくなるという。Android向けではSpeed Dialとハードウェアアクセラレーションが改善されているという。なお、Opera Mini Nextはプレビュー版であるためバグが残っており、動作は安定しないとしている。

Opera Software 日本オフィスでは、Android向けOpera Mobile 12の公開を記念してゲームコンテストを行っている。コンテストはAndroid端末からOpera Mobile 12で専用サイトにアクセスすることで参加できる。参加者には賞品も用意されており、公開期間は3月30日まで。