NTTファシリティーズは2月6日、青森県の協力を得て、青森県六ヶ所村(むつ小川原開発地区)に、コンテナ型データセンター実証実験サイトを構築し、風力発電を利用した実証実験を2012年1月31日から開始したと発表した。

同実証実験は、「風力発電由来の電力利用に関する技術検証、高電圧直流給電システムとの連携技術の検証」「直接外気冷房に関する運用技術の検証」を行うために、2013年3月まで行われる。

実証実験が行われるコンテナ型データセンターの外観

具体的には、同社が2011年11月から販売開始した高電圧直流(HVDC)給電システム用いて、高効率かつ安定的な電源の追求に向けて風力発電由来の電力と連携したHVDC給電システムを構築して技術検証を実施するほか、直接外気冷房による夏季高温時と冬季低温時における年間を通した運用の検証・評価を重点的に実施する。

同社は2011年12月から、間接外気冷房方式による世界トップクラスの高効率空調システム「FMACS-V hybrid」を販売開始している。