日立ソリューションズは1月31日、企業で利用するスマートデバイスのセキュリティ対策を導入から運用、保守までトータルで支援する「スマートフォン セキュリティ統制サービス」の提供を、2月3日より開始すると発表した。本サービスの導入により、ユーザーはウイルス対策やデバイス認証管理、ポリシー策定など適切なセキュリティ管理体制の下、スマートデバイスを利用することが可能となる。

「スマートフォン セキュリティ統制サービス」の概要図

同サービスは、同社のクラウドサービス「SecureOnline」を利用し、スマートデバイス向けのウイルス対策やモバイルデバイス管理(MDM:Mobile Device Management)、デバイス認証の仕組みを、ポリシー策定などの支援と合わせて提供するクラウド型サービスとなっている。新たな設備増資が不要で、セキュリティ対策の導入や運用負荷を軽減する。また、スマートデバイスに対するポリシーの統一やアプリ配付、セキュリティ対策状況を、利用するキャリアに依存することなく一元管理を行うことが可能。

スマートフォン セキュリティ統制サービスは、「アンチウイルスサービス」、「モバイルデバイス認証サービス」、「モバイルデバイスマネジメント サービス 」の3つのサービスを提供する。

対応スマートデバイスは、アンチウイルスサービスがAndroid 2.1 以降、モバイルデバイス認証サービスがiOS3.0 以降及びAndroid 2.2 以降、モバイルデバイスマネジメントサービスは、iOS4.0 以降、Android 2.2以降となっている。なお、モバイルデバイスマネジメントサービスのAndroid搭載端末向け機能は、現在βサービス中で、βサービス期間中は、無償でのご提供となる。

1,000端末の場合の1端末あたりの参考価格は、アンチウイルスサービスが483円/月、モバイルデバイス認証サービスが347円/月、モバイルデバイスマネジメントサービスが347円/月となる。導入にあたってポリシー策定などを行う初期導入費が必要となる。アンチウイルスサービスの提供開始はアンチウイルスサービスが2月3日、それ以外は2月17日からとなる。