シャープは1月27日、家庭用コンセントからの直接充電に加え、太陽電池モジュールからの充電にも対応した、バックアップ電源用システムモジュール「DU2P1B474Z」を開発し、セットメーカーなどに販売を開始すると発表した。

バックアップ電源用システムモジュール「DU2P1B474Z」。左上が蓄電池、左下がインタフェース・ユニット、右が制御ユニット

同製品は、バックアップ電源の主要部品として、制御ユニット、インタフェース・ユニット、蓄電池(蓄電容量500Wh)で構成され、短期間で高性能なバックアップ電源の製品化を実現する。充電時間はAC充電時に約6時間、出力180W太陽光発電システムで約4時間。

制御ユニットは、電源の入出力や蓄電池の充放電を制御し、太陽電池モジュールからの充電に対応しているため、商用電源が使用できない非常時の充電にも対応する。インタフェース・ユニットにはUSB出力端子を搭載しており、携帯電話やスマートフォンなどの充電も可能。蓄電池は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリを採用することで、鉛電池やコバルト酸リチウムイオンバッテリなどに比べ、長寿命で安定性の高いバックアップ電源の製品化を可能にする。

サンプル価格は30万円(税込)、サンプル出荷時期は2月10日、量産時期は3月20日を予定している。