2009年10月にSocial Searchを開始して以来、GoogleはWebコンテンツだけではなく、友人やコミュニティなどユーザー個人に関わる情報もGoogle検索に反映させてきた。10日(米国時間)に同社は、検索のパーソナライズ機能を強化する「Search plus Your World」を発表した。Google+のデータからパーソナルコンテンツを取得する「Personal Results」、検索機能で効果的にプロフィール情報を示す「Profiles in Search」、検索語に関して重要な人物やグループを紹介する「People and Pages」などで構成される。
Search plus Your Worldは10日(同)より英語設定のGoogle検索 (https://www.google.com)でロールアウトが始まっており、有効になると、これまでヒット件数が表示されていた検索結果上部のバーに、パーソナルコンテンツ数(Personal results)と、検索モードを切り替えるボタンも表示される。Personal resultsをクリックすると、パーソナルコンテンツだけに結果が絞り込まれ、WebボタンをクリックするとWeb検索結果のみになる。
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検索結果の上部のバーにPersonal Results数、右側に検索モードを切り替えるトグルボタン。結果のパーソナルコンテンツには"パーソナル"アイコンが付く |
Personal Resultsの検索対象は、友人が共有または公開しているGoogle+の投稿と写真、自分がGoogle+とPicasaにアップロードしている写真など。例えば、ペットにMangoと名付けている人が[Mango]と検索した場合、通常のWeb検索では果物のマンゴーの情報が上位に並ぶが、Personal resultsに切り替えれば自分のペットの写真や関連する投稿が現れる。
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検索キーワード候補にGoogle+のプロフィール |
Profiles in Searchは人探し手助けする機能だ。検索の自動コンプリートでプロフィールの予測が行われ、検索キーワード候補にGoogle+のプロフィール画像が現れる。それをクリックすると、その人物のGoogle+のリッチスニペットがトップに表示される。結果から直接サークルに追加することも可能だ。
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[music]を検索したら結果右側のPeople and Pagesにブリットニー・スピアーズなど |
People and Pagesは検索に関連して、そのトピックや分野においてGoogle+で頻繁に話題になっている人やGoogle+ Pagesを紹介する機能。結果ページの右側に表示される。例えば「Apple」と検索すると、People and PagesとしてApple共同創設者のSteve Wozniak氏やVentureBeatのライターであるJennifer Van Grove氏などがリストされた。
なお、Search plus Your Worldでは非公開の写真なども表示される可能性があるため、Googleは結果ページにGoogle+と同様のセキュリティとプライバシー保護を適用するとしている。
