2011年、経営チャンネルではさまざまなコンテンツをお届けしてきたが、読者の方々に多く読まれた記事を振り返ることで、今年一年の出来事をおさらいしてみたい。ランキングトップに輝くのは、どの記事だろうか?

まずは、2011年の経営チャンネルの記事のアクセスランキングのトップ3を発表しよう。なお、集計期間は2011年1月1日から12月20日となっている。

第1位 国交省、新高速道路料金「普通車平日上限2,000円」を延期へ

国土交通省は3月24日、東北地方太平洋沖地震の被害を踏まえ、今年4月から3年間にわたって実施予定だった高速道路の料金割引の実施を当面延期し、現在の料金割引を継続すると発表した。

第2位 東京電力、3月26日より計画停電のグループ細分化による運営を開始

東京電力は3月25日、3月26日の計画停電実施分から、現在の5グループを各5つのサブグループに細分化した方式で告知を行っていくことを発表した。

第3位 文科省、埼玉県・千葉県の放射性セシウムの分布マップを公開

文部科学省は9月29日、埼玉県・千葉県内の地表面から高さ1mの空間線量率の分布状況を示したマップ、土壌表層への放射性セシウムの沈着状況を示したマップを発表した。これにより、福島第一原子力発電所の事故によって拡散した放射性物質が首都圏まで広がっていることが明らかになった。

第4位以降の記事は下表のとおりだ。

順位 記事タイトル 掲載日
第1位 国交省、新高速道路料金「普通車平日上限2,000円」を延期へ 3月24日
第2位 東京電力、3月26日より計画停電のグループ細分化による運営を開始 3月25日
第3位 文科省、埼玉県・千葉県の放射性セシウムの分布マップを公開 9月30日
第4位 「第24回 サラリーマン川柳」100選が発表、ツイッターやゲゲゲなど入選 2月17日
第5位 東京電力が夏期の計画停電について発表、今夏も23区は対象外 5月13日
第6位 今年度の就活を表す漢字は「楽」 - ただし、"らく"とは読みません 8月9日
第7位 大和ハウス、リチウムイオン蓄電システムと太陽光発電を連携させた電源装置 4月1日
第8位 iPhoneは○○が悪い、Android端末は○○が遅い - スマホユーザーの不満 9月20日
第9位 「ガラスマ」対「グロスマ」、満足度とガッカリ度が高いのはどちら? 9月9日
第10位 総務省、iPhoneの二段階パケット定額プランの広告が不適正と指導 5月11日

「計画停電」「蓄電」「放射性物質」といったように、今年を振り返る各種ランキングと同様に、小誌経営チャンネルのランキングも東日本大震災の影響を色濃く映す結果となった。

ただし、エネルギーの問題や放射性物質の拡散は今年一年で終わるものではなく、国全体でこれからも取り組んでいかなければならない課題と言える。今回の教訓を未来に引き継ぐべく、取り組んでいきたいものだ。

一方、技術的に注目を集めたものは、ダントツで「スマートフォン」だった。上記のランキングでもスマートフォン関連の記事がいくつも入っている。日々のニュースでも「スマホ」関連の記事はとにかく人気がある。このスマホ人気はまだ続くことが予想され、来年はスマホから新たなトレンドが生まれるのではないかと今から楽しみである。

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というわけで今年も1年、経営チャンネルの記事を愛読いただき、ありがとうございました。来年も引き続き、お付き合いいただけると幸いです。読者の皆様、どうか良い年をお迎えください。