大和ハウス工業は3月31日、可搬式のリチウムイオン蓄電システム「パワーイレ」と太陽光発電パネル(可搬式または固定式)を組み合わせた電源装置「SOLAR STORAGE」の販売を4月1日より開始すると発表した。価格は252万円から。

SOLAR STORAGE

災害や停電などの非常時でも、日中に太陽光発電パネルで作り出した電力を直接リチウムイオン蓄電システム「パワーイレ」に蓄えることができるため、商用電源に頼らない独立電源システムとして利用できる。

パワーイレは、商用電力(AC:交流)を蓄えることができるだけでなく、太陽光発電システムで作られた電力(DC:直流)も蓄えられ非常用電源。地震などが発生した際は、揺れが到達する前に音声と液晶画像で緊急地震速報を知らせる。

太陽光発電システムはシャープ製の産業用太陽光発電システムを架台に載せて自由に移動できる可搬式タイプ、屋外に常設できる固定式タイプのいずれかを選べる。

充電時間は、季節・時刻・天候などで変化するが、約5~6時間が目安となる。稼働時間は、商用電力と接続しない自立型運転の場合、満充電状態で約1.1kWh分使用でき、具体的には照明(45W)3灯・携帯電話の充電10台分・ノートパソコン3台を約3時間利用できる。

SOLAR STORAGE1台で利用できる電力量

パワーイレ単品を商用電力のみで充電して使用する場合は、照明(45W)3灯・携帯電話の充電10台分・ノートパソコン3台を約1.8 kWh分を約5時間利用できる。