日経HRは12月22日、運営する日経キャリアNET会員のITエンジニア200人を対象に実施した「2011年度版ITエンジニアが選ぶ『働いてみたい』企業ランキング」の結果を発表した。

同ランキングのトップは、昨年3位だったマイクロソフトが獲得した。第2位以下は、グーグル、野村総合研究所、日本アイ・ビー・エム、アップルジャパンとなっている。ベスト10に入った日系企業は野村総合研究所、NTTデータ、三菱総合研究所の3社であり、外資系企業が優勢という結果が出た。

2011年度版ITエンジニアが選ぶ「働いてみたい」企業ランキング トップ20

今年順位 昨年順位 社名 回答者人数
第1位 第3位 マイクロソフト 60人
第2位 第1位 グーグル 59人
第3位 第4位 野村総合研究所 46人
第4位 第2位 日本アイ・ビー・エム 44人
第5位 第6位 アップルジャパン 41人
第6位 第13位 アクセンチュア 37人
第7位 ― アマゾンジャパン 36人
第8位 第4位 NTTデータ 34人
第9位 ― インテル 32人
第10位 第9位 三菱総合研究所 28人
第11位 第11位 日本オラクル 27人
第12位 ― ソフトバンクモバイル 25人
第13位 ― IBMビジネスコンサルティング 24人
第13位 ― SAPジャパン 24人
第15位 ― 電通国際情報サービス 20人
第16位 ― シスコシステムズ 18人
第17位 ― NTTコミュニケーションズ 17人
第17位 ― みずほ総合研究所 17人
第17位 ― 楽天 17人
第20位 ― プライスウォーターハウスクーパース 16人
第20位 第11位 伊藤忠テクノソリューションズ 16人

「働きたい企業」を選んだ理由については、上から、「ブランド」「企業風土」「給与が高いこと」となった一方、短期的な決算内容や社会貢献、経営戦略などは低い結果となった。これより、同社は「IT企業の中で世界的なブランドで企業風土が良く、給与が高く将来性もある外資系企業が上位に入ったと言える」とコメントしている。

働きたい企業はどのような理由から選びましたか? 資料:日経HR

自分の子どもに働いてほしい企業のトップはグーグルとなった。第2位以下は、日本IBM、公務員、マイクロソフト、アップルとなっている。選んだ理由は、上から「グローバル展開」「安定性」「企業風土」となっており、海外展開に積極的で安定的な企業を選ぶ傾向が明らかになった。