Analysis and Research of the latest developments in Technology, Business Models, and Mergers and Acquisitions.

GPL系ライセンスの採用は減少傾向にあることが報告されていたが、減少率がさらに増えていることが明らかになったと451 CAOS Theoryが伝えている。データにはBlack Duck Softwareが公開している数値が使われている。

2011年12月におけるGPL系ライセンス(GPL3、LGPL3、GPL2、LGPL2、AGPL)のシェアは57%。これに対しパーミッシブライセンス(MIT、Apache、BSD、Ms-PL)は26%ほどを確保しているという。現在もGPL系ライセンスが大半を占めることになるが、2011年6月の段階ではそれぞれ61%、24%、2008年6月の段階では70%、15%という状況だった。現在のペースでシェアが推移した場合、2012年9月にはぞれそれのシェアが50%、30%程度になると予想されている。

451 CAOS Theoryの記事「On the continuing decline of the GPL」ではこうした動きを、当初は1社が後押しする形ではじまったGPL系ライセンスを採用するOSSプロジェクトが、サポート企業が1社から複数社へ変わったり、コミュニティに主導権を移していったりする過程で、より緩いパーミッシブライセンス(MIT、Apache、BSD、Ms-PL)へ移行しているのではないかと分析している。