jActionプロジェクトはこのほど、HTML5によるスマートフォン向けゲームの開発を効率化するJavascriptライブラリ「jAction」のα版を公開した。
同ライブラリでは、以下のようなHTML5でスマートフォン向けのゲームを開発するために必要な基本メソッドを提供する。
- ImageClass→画像1つを読み込むためのクラス
- imageObj→複数の画像を一挙に登録するためのオブジェクト
- layer→jAction内に既に生成されている画像オブジェクトや描画オブジェクトを格納する配列。配列の順番に描画される
- hitObj→複数の物体の重なりを判定するオブジェクト
jActionのWebサイトでは、jActionを構成する基本的なメソッドや簡単なゲームの作成方法を紹介している「チュートリアル」、jActionでダウンロードできるファイル内に登場するメソッドの索引機能といった「リファレンス」を利用することが可能。チュートリアルはターゲットのレベルに応じてきめ細かに公開されている。加えて、ユーザー間のコミュニケーションを図る場として、プラグインを募集するコーナーやプラグインを共有するコーナーも設けられている。
これらを活用することで、今までスマートフォン向けゲームの開発に携わったことがない開発者でも、実際に作業を行いながら開発のノウハウを体得していくことができる。
今後、2012年春ごろにはβ番を公開し、ユーザー間のコラボレーションを促進するためサイトのSNS化を進める。β版公開から約1ヵ月後に正式版のリリースを予定している。