日本アイ・ビー・エムは12月16日、八十二銀行のOA環境刷新の取り組みの一環として、デスクトップ・クラウド環境の構築を支援すると発表した。同取り組みは、八十二銀行の全4,000台のPCを対象としたもの。
デスクトップ・クラウドへの移行にあたり、八十二銀行の業務要件を考慮したガバナンスと利便性を両立する構成、デスクトップ・クラウド環境構築の実績に基づく技術力が評価され、「IBM デスクトップ・クラウド構築支援サービス」が採用された。
ハードウェアには、IBMのブレードサーバ「IBM BladeCenter HS22V」が採用される予定。
今回、標準化したクライアント構成を「マスターイメージ」として全ユーザが使用し、特定のユーザーに使用が限られた業務上のアプリケーションを「個別イメージ」として提供する。両者を組み合わせることで、ガバナンスの強化と業務の利便性を両立する。さらに、ハードディスクへ業務データを保存できないようなシステムとなるため、セキュリティの強化にもつながる。
同プロジェクトは今年11月より開始済みで、2013年8月から順次全店舗へ展開していく予定。