産業能率大学は12月15日、従業員数が10人以上の企業経営者に「2011年の最優秀経営者が誰だと思うか」を尋ねたまとめた結果を「社長が選ぶ 今年の社長」として発表した。あわせて、来年注目の会社についてもまとめている。

同調査は2008年から行われているが、今年の有効回答数は456。現任でなくても2011年内に会長・社長・CEOなどに就いていれば有効としている。

「2011年の最優秀経営者が誰だと思うか」を自由回答で尋ねたところ、最も多く名前が挙がったのは、ソフトバンクの代表取締役社長の孫正義氏だった。同氏は昨年に続いて、「今年の社長」の座を獲得したことになる。選出された理由としては、先を見据えたビジョンに向けて挑戦する姿勢や迅速な行動などを推す声が多かったほか、東日本大震災後の寄付行為への評価もあったという。

第2位以下の順位は、AppleのCEOだったスティーブ・ジョブズ氏、ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長の柳井正氏、トヨタ自動車の代表取締役社長の豊田章男氏、JALの代表取締役会長の稲盛和夫氏となっている。

2011年「社長が選ぶ 今年の社長」 資料:産業能率大学

また、社長が来年の動向に注目している会社としては、オリンパスという回答が最も多かった。第2位はソフトバンク、第3位はトヨタ自動車となっており、社長が注目を集める会社が企業としても注目されているようだ。