キングソフトは、新たにグループ会社としてMobile In Styleを設立し、7インチのAndroidタブレット「eden TAB(エデンタブ)」を個人・法人向けに2012年1月より発売すると発表した。

「eden TAB(エデンタブ)」

PC向けオフィス互換ソフト・セキュリティソフトの販売を中心に行ってきた同社だが、Android向けアプリ販売を皮切りにスマートフォン市場に進出する。

eden TABは、7インチ(1,280×800ドット)の高解像度ディスプレイを搭載し、重量は348g。CPUはDual CoreのSamsung S5PC210 1.2GHzを搭載し、メモリは1GB、フラッシュ付の800万画素のメインカメラと200万画素のサブカメラ搭載する。内蔵メモリは16GBで、通信機能として無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDRを搭載。3G通信モジュールはSIMロックフリーでの提供となる。

インタフェースとしては、デュアルマイク・スピーカー、Micro USB、ヘッドフォン、SDメモリーカード、HDMIミニ(出力)がある。外形寸法はD199×W118.8×H10.4mm。OSはAndroid 2.3で、今後Android 4.0にバージョンアップする予定。バッテリ駆動時間は約10時間。

本体色はホワイト、ピンク、ブラックの3色で、価格はオープンだが、タブレット内に搭載するコンテンツやアプリ等からMobile In Styleが広告収入を得ることにより、本体自体の価格を抑えており、実売価格は2万9800円になるという。eden TABは、専用サイトや、一部小売店にて販売を開始する。

カラーラインナップ

企業向けには、背面へのオリジナルロゴや希望アプリを搭載したオリジナルモデルも提供する。また同社では、Eコマースや音楽、電子書籍などのデジタルコンテンツ販売のプラットフォームを構築し、新たに「Tapnow マーケット」を創設。今後は、デバイスの販売だけにとどまらない多様な収益獲得の手段を提案していくという。